■ ID
| 1683 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| 生態系モデルによる沈水植物アレロパシーの微細藻類量・群集構造に及ぼす影響解析
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■ 著者
| 武田文彦
日本大学 中野和典
日本大学 相川良雄
東北大学 西村修
東北大学 島多義彦
(株)フジタ 袋昭太
(株)フジタ 仲沢武志
(株)フジタ 田中仁志
埼玉県環境科学国際センター 林紀男
千葉県立中央博物館 稲森悠平
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2014 |
■ 誌名・巻・号・年
| 水環境学会誌、Vol.37、No.2、15-28、2014 |
■ 抄録・要旨
| 沈水植物が微細藻類の量(Chl-a)や群集構造の変化に影響を与える機能を明らかにするために、イトモをモデル沈水植物とし、隔離水界での調査、室内実験結果に基づきアレロパシー等の4機能をモデル化し、沈水植物機能を考慮した生態系モデルを開発した。開発したモデルは隔離水界内の各種水質挙動を再現できた。モデル解析からアレロパシーはChl-a低下作用は小さいが藍藻類量を減少、珪藻類量を増加させるという藻類群集構造変化を引き起こすことが示された。アレロパシーとミジンコ類個体数増加機能を組み合わせた場合、アレロパシーによりミジンコ類の餌として不適な藍藻類の量は低下した一方、珪藻類・緑藻類はミジンコ類の補食により、Chl-a低下効果が強化されることが示唆された。沈水植物のアレロパシーは微細藻類やミジンコ類などの微生物群集に直接的・間接的に大きく影響する可能性を報告した。
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